第28話
-2002年2月号(02.01.19)掲載-

This Month Story(概要)
「大召喚」。疲弊しきった体力を補助するため敢えて七つのジューダスペインを使い召喚するその対象。それは十賢者が作り出し旧世界テクノロジーの集大成。魔と神を滅っするためのみ生み出された人間側の最終破壊兵器。
彼の名は「ルシファー」

This Month BASTARD!!
今回は「融合」の過程が描かれて終わっており特に突っ込みを入れる部分が無く、敢えて言うのならば

竜戦士はやっぱ燃えるぜ!頼む!だれかガレキか3DCG作って売ってくれ!

ぐらいなものである。それじゃ(個人的に)すげーつまらん。折角竜戦士が出てきたことだし竜戦士とその周辺の解説と考察を今回はしてみたいと思う次第。
きっと事実誤認満載なんだろうがこれも一種のネタとしてみていただければOKカナカナ

竜戦士の概念
まずは人間側の最強の切り札とも言えるこの生態兵器の概念から。
詳しくはコミック15巻巻末の設定ラフに掲載されていますが、ここではどういった代物かをかいつまんで説明したいと思います。
文頭に「生物兵器」と書いたのは竜戦士もともとドラゴンを改造した兵器だからです。KCG(キングクリムゾングローリー、通称箱舟)の門番をしていたあのドラゴンをベースに、人が扱えるようにしたものを竜戦士と呼んでいるようです。
「人の意思」により動かされるよう設計されている為、ドラゴンの意思そのものは存在しますが魂が存在せず、言わば「生きた屍」となっています。判り難いかもしれませんが、例えて言うなら「ハードやOSやアプリケーションは揃っているが肝心の電源とBIOSが存在しないパソコン」とでも思っていただければ大方間違っていないかと。そしてその空白の魂の場に人間の「魂」を置き換える事によって稼動させることが可能になります。「魂」=「霊子力機関」を得た竜戦士は無尽蔵のエネルギーと強大な力を得ることが出来ます。
ただ、「神をも殺す種族」と言われたドラゴンの体と精神を支配するのですから、誰もが成れると言う訳ではなく、同調し耐えうる魂の持ち主、先ほどの例でいうパソコンを動かせるだけの見合った電源とパソコンそのものを制御できる規格に合ったBIOSでなければなりません。それが「竜の血脈」と呼ばれる者達になり、ラーズがその代表格であるのはご存知のことかとは思います。
また、DSは「対魔兵器」として竜戦士を召喚しましたが、厳密にはこれらは当初「対神兵器」として建造されています。多分それは、十賢者が旧世界文明崩壊時に見た神の御業に対抗しうる力として計画立案された為だったのでしょう。ただ、神にしろ悪魔にしろ彼等の殲滅方法が「核の破壊」である以上、事実上の「対神対魔兵器」であるのには間違いありませんし、後に彼等も「対神対魔」と言っています。

竜戦士誕生の歴史
まず、誤認している可能性があるため敢えて冒頭で説明しますが、400年前の旧世界文明でのアンスラサクスVS竜戦士は十賢者による「竜戦士伝説」を捏造するための完全なでっちあげであって、400年前には竜戦士は存在していません、我々の知る限りの史実はシステムA(アンスラサクス)とシステムD(ダークシュナイダー)による過剰反応による過剰応戦が原因で主要都市が崩壊、後に天使悪魔の降臨による大規模破壊となっています。
萩原先生も言明していますが当時竜戦士の開発プランは全く存在せず。開発自体は旧文明世界崩壊後2,300年後のことになります。
歴史上初めて竜戦士が現れたのはゴーレムウォーと呼ばれる戦いでDSを滅する為にラーズ王子が搭乗したプロト1(又は開発コードX01)と呼ばれる竜戦士ルシファーのテストタイプです。
調整段階での実践投入(十賢者当人はそれこそ「テスト」だと思っていたでしょうけど)のため、主力兵器バスターランチャーや制御システムにバグがありDSを殲滅するものの、ラーズも魂の殆どを飲み込まれ「CURSE(呪い)」と呼ばれる封印現象に侵され、それから17年もの間ちびドラゴンとしての生活を余儀なくされることとなります。
プロトタイプの実践データをもとに改良を重ねた十賢者は竜戦士をロールアウトするものの実践投入直前にシステムA(アンスラサクス)により破壊(13巻)されてしまいます。
(ここからは本編未登場のため事実と異なる可能性あり)
ですが、竜戦士は「竜戦士伝説」のルシファー以外にも存在し、箱舟崩壊間際にその姿を現します。その数8体。統合指令システム「システムリヴァイアサン」を搭載したその竜の群体はコンバインド(超次元振動攻撃)を展開、現状を瓦解します。そして4年後・・・DSにより真の竜戦士「ルシファー」が復活するのです。
ちなみにKCGで破壊されたものと召喚されたものは似て非なるものです。

システムリヴァイアサン
竜戦士の特性上、極少数の人間しか「コア」になれない以上、ただ闇雲に量産してもただの人形でしかありません。また「対神」「対魔」において単独運用による戦闘は是としませんし前黙示録戦争において天使や悪魔がコンバインドすることにより、より強力な兵器能力を発揮することは確認済みだったでしょう。そこで考案されたのであろうものが、「群体」を主軸とした戦闘運用システム「システムリヴァイアサン」となります。
「魂」が封入された一体の竜戦士を核に複数の竜戦士の指揮統率を行なうシステム、それは「機動戦記ガンダムW」において「ゼロシステム」と言う一人で多数の無人機を統率し、効率の良い戦略を行なうシステム(それ自体は応用で実際は広範囲状況認知システム)がありましたがそれに近いものがあります。竜戦士自体には「意思」は存在するので簡単な命令を与えるだけで単独行動も統率行動も可能だと思われます。「システムA」ことアンスラサクスも彼を中核とした連携動作やコンバインドといった連結動作が可能であることからSリヴァイアサン計画の一端はA&Dの建造当初から存在していたと考えてよ良いかも知れません。

ただSリヴァイアサンの実像は運用システムの理論ではなく、コンバインドされた実機そのものを指している節があります

参考:資料集めをしている時に見つけたQ&A

Question
竜戦士のネーミングは何か意味があるのですか?
Answer
竜戦士の名前の話なんですが…最終的には「ルシファー」から「リヴァイアサン」に変更される事となりました。これは聖書にある「海から来る巨大な獣(龍)」にちなみました。新貝田鉄也朗せんせいのデザインの物を胴体部に、るりあφ46せんせいデザインの7体を7つの首部に対応させる事にさせて頂きました。これらの計8体がコンバインド・連結することによって、システム・リヴァイアサンが完成します。「ルシファー」と言う名称なんですが…これには少々意味があります。少しだけですが。それは……そ…ぐふふ(笑)。

Q&Aを素直に取ると「適格者」が直接融合する機体を「リヴァイアサン」と呼称し、Sリヴァイアサンによりコンバインドした機体を「ルシファー」と呼称すると読めます。

システムA&システムD
単行本未掲載の話が一話存在しておりその中で語られているのがシステムA&D。
システムAは「Angel」の頭文字をとった自己増殖、自行修復、自己進化を核とした第六世代コンピューターを指し、天使降臨の苗床になったアンスラサクスがこのシステムにより建造されました。
逆にシステムDは「Devil」の頭文字をとった人間の第2の封印「霊子力」を効率運用し神に対抗しうる「新人類」の開発を目的としたもので、後に「KCG」の動力として応用された代物です。暗黒のアダムであるDSがこの技術により誕生しています。
ここで重要なのはSリヴァイアサンである竜戦士がシステムDをより「兵器」として運用できるように開発されたものであると言うこと
システムDは物理攻撃等の外面的なものより精神感応による内面的干渉が得意といえ、それはDSを見れば一目瞭然です。身体能力によっての不利を補うために彼は「魔法」と言うシステムDの特性を生かした形でそれを補っていました。
ですが実際の所、それはかなり効率の悪いことでそれを克服するために竜戦士という「鎧」もしくは「エネルギー供給源」を得て強大な物理攻撃手段を手にするわけです。

大召喚

Question
十賢者が竜戦士は対魔対神兵器といっていますが、実際どの程度の強さの天使や悪魔までなら対等に戦えるものなんですか
Answer
全8機コンバインドした竜戦士が特殊行動を選択すると、個体の天使(のアウゴエイデス)に対してはほぼ無敵……ってぐらいの強さを想定しています。アレ(竜戦士)は、物凄い兵器なんですよー(と言う予定)。

以上の理由からアウゴエイデスに対抗しうる唯一無二の兵器であったようです。
問題になるのは七つのジューダスペインを召喚そのものの為に直接励起させたかと言うこと。
前述した通り竜戦士は人間の持つ「霊子力機関」を核として運用される兵器です。とすればその攻撃力は霊子力の質や量により左右される可能性が考えられます

つまり直列励起は召喚するためのエネルギーではなくルシファーを稼動させるにおいて、その絶対パワーを引き上げるために行なったものでは無いでしょうか?
以上の予測を提して今回の解説と考察は終了したいと思います。


This Month OMAKE

これを書くに当たって久しぶりにBASTARD!!の単行本を読み直してみたのですが・・・・
爆乳大元帥の凛々しい女王様ぶりにドキドキしちゃいました。
カムヒヤー地獄篇!

Writing finish 2002.01.20

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system:CGIROOM

BASTARD ―暗黒の破壊神
コミック版
01/02/03/04/05/06/07
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22/23/23限定/24

BASTARD!! 完全版
完全版

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OVA
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ビデオゲーム
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